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此岸にて待つ。

3分間舞ってやる。

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2025/01/15 (Wed) 19:47 -

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博士と悪魔の言葉遊び

2007/02/23 (Fri) 04:53 - ネタ帖

開放感を感じつつ息苦しい。
圧迫と膨張。
円いのに刺刺しく。
それから、白と黒。
あらゆる矛盾を孕む世界で、何かから逃げていた。
後ろなど振り返らない、しかし、何も追っては来ない。
箱庭を見下ろすが如くの視覚情報。
色褪せた映像の中、走り続ける。
無機物を産み出す不快感。
知らぬ間に涙を流し、それでも走り続ける。走り続けなければいけないと感じる。
終わりなど無かった。
故に、始まりも無い。
何故。
それは───









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無題

2007/02/20 (Tue) 21:55 - ネタ帖

抱き締めてくれる腕よりも、ただ握ってくれるだけの掌が、
寄り掛からせてくれるその肩が、

愛しい。

「  」

時々確かめるように握りなおす手が、名前を呼ぶその声が、
愛しくて、幸せ。

泣いていることを慰める優しさよりも、
ただ隣で居るだけの素っ気無さが、

大好きなんです。

続き

(no subject)

2007/02/17 (Sat) 20:48 - ネタ帖





貴方が思うほど、世界は美しくない。

私が思うほど、世界は醜くはない。

貴方が思うほど、世界は優しくない。

私が思うほど、世界は酷くはない。




無題

2007/01/22 (Mon) 00:03 - ネタ帖

私はあの日を、愛していました。

嗚呼、懐かしき日々
   何も知らぬ、穢れ無さ
   もう戻れぬと解っていても

何時か訪れると信じて疑わぬ輝く双眸。
消えかかる虹の様に、儚くも描いた理想。
こうも容易く裏切られる。

嗚呼、懐かしき日々
   裏切るのは、其の幼さ
   崩れ去るのはいとも呆気無く

嗚呼、気付いたの、私は憎みつつ愛していました。
欠けた絵の様に、色褪せても、あの日々は活動写真。

すべては愛しさで包まれているのです。

続き

無題

2007/01/04 (Thu) 06:32 - ネタ帖

世界に見切りを付けたのならば、何故未だに此処に居る。

遠くへ行きたいのならば、何故歩みを止める。

人は矛盾の中でしか生きられぬ、可笑しな生き物だ。

愚かな同士ながら、気付けば嗤える現実に、


埋もれ呑まれ、


すべてを見失ってゆく。

続き

桜の木の下で

2006/12/12 (Tue) 23:08 - ネタ帖

その唇は言葉を発さぬ
その眸は景色を映さぬ
貴男が望むのならば 差し上げましょう 私の血肉を

その唇が緋色に染まるなら
貴男の舌が血を舐めるなら
私は息をしていないのでしょう だって×××いるから

貴男が×を望むなら
私が×を望むなら
吊るしてあげましょう あの枝から 満開の桜の日に

続き

close your eyes

2006/11/03 (Fri) 22:30 - ネタ帖

太陽が昇る。
冷たい絶望に射す、眩しい光。
悪夢は晴れるだろう。
朝は来た。
すべてをリセットする。
仮令侵された至福も、過去に変えて。

朝は来た。
だから、目を閉じて。

続き

星の海

2006/11/03 (Fri) 22:13 - ネタ帖

寒い空の下
囁くオルゴォルは星の声
暗夜の光は照らすほどの力も無く
月には敵わぬ遠い熱
冷たい私の足下よりもずっと熱いのに
私の目に入る光はとても冷たい
幾億の星たちは私を導いてくれますか
そのか細い声で
あの小さな瞬きの中に貴方が居るのなら
どうか
どうか

続き

無題

2006/11/01 (Wed) 04:07 - ネタ帖

あの空の果てに


いくら手を伸ばしても届かない。
あの空には。
くすんだ青色。
どうすれば届くのだろう。

空を求めて人が翼を作ったなら、きっと神は怒るだろう。
“あの高みは無くなったものの為に”
地に生きる人間が触れてはいけない。
地を離れたものが行き着く楽園なのだと。

空を飛ぶ鳥は、きっと青い空を求めない。
空を求めることの無意味さを、きっと知っているから。
人はあの青色に何を求める?
届いたところで、何も与えてはくれない。

空を求めてずっとずっと昇っていく。
何時かはその向こう側へ行けるだろうか。
その先に、何があるのだろう。
知っているけれど、知らない場所。

願わくば、何処にも辿り着かないで。
永遠に、この蒼の中で。

続き

白紙

2006/11/01 (Wed) 03:49 - ネタ帖

壁に身を寄せて
ただ此処に居る感覚
私の髪は黒
真っ白な壁に一際目立つ
壁に手を這わせ
ざらついた感触を覚えて
私は異物かもしれない
扉も寝具も照明もすべて白なのに
少し邪魔の様

続き

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